北海道北東部の滝上(たきのうえ)町に、夢のような庭があります。 この町で生まれ育った高橋武市さんが、長い時間をかけ、 たった一人で作り上げた庭です。 「陽殖園」と名付けられたその庭には、 “太陽が育てて殖やしてくれるように”との願いが込められているそうです。 写真に写った植物たちを眺めていると、 皆、さんさんと照り輝く陽の光と風を受けて、実にたくましく、そして 見たこともないほど美しく大地に根をはって生きているのだということがわかります。 武市さんは、誰に教わったというわけでもなく、植物たちの声に耳を傾けながら この庭を作り上げたそうです。 7月に咲くルピナスやスイートピーの花畑、8月のベルガモットの咲く小道。 苗から育て、今では十数メートルにまで成長したストローブマツなど、 四季を通して変わる木々や草花が全ページカラー写真で紹介され、 武市さん自身の生い立ちなどもたくさん紹介されています。 尚、この「陽殖園」は一般にも開放されている庭とのこと。 ぜひ一度、訪ねてみてはいかがでしょう。 |