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書籍名 マフィンおばさんのぱんや
出版社 福音館書店
著者 竹林亜紀/作 河本祥子/絵
出版年 1996年
定価 990円(税込)

あ ら す じ

アデルジャンジャンのまちにある、1軒のぱんやさん。
どこよりも美味しいパンを焼く、マフィンおばさんのぱんやです。
ここに、アノダッテという男の子がはたらいていました。
(この楽しくキュートな名前たちに、すでにハートをつかまれてしまいます!)

ある夜、アノダッテはこっそり地下室にしのびこみました。

「ぼくが ぱんづくりを おぼえたら、マフィンおばさんを もっと てつだってあげられる」

マフィンおばさんのようにエプロンをきっちりとつけて、高い作業台に背が届かないから台にのって。
アノダッテ、初めてのパン作りにちょうせんです。
さあ、うまくいくのでしょうか?

案の定、お話は驚くような展開へ!
後半の「どんどん、どんどん」の繰り返しのところでは、胸がワクワク、親子いっしょに読んでいるととっても盛り上がります。
最後にマフィンおばさんが言った一言には、読むたびに笑顔がこぼれます。

働き者できっぷのいいマフィンおばさん。彼女がパンを焼くシーン、すごくかっこいいんです!
アノダッテはきっとマフィンおばさんの姿にあこがれ、まねしてみたかったのでしょうね。母と子ではないからこその距離感で、お互いを認め合っているのだろうなあと絆を感じます。

河本祥子さんの絵もかわいくてたまりません。マフィンおばさんやアノダッテ、まちの人たちみんな、なんだかとっても幸せそうないい顔。

いつかマフィンおばさんのぱんやに本当に行ってみたいなあ、なんて妄想してしまいます。




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