ある日、ねこのわたしのうちに赤ちゃんがやってきたところからこの絵本は始まります。
赤ちゃんのなまえはかなこ。ねこも1歳だけど、かなこも1歳です。
でも赤ちゃんのかなこはなにもできません。
ねこのわたしは、ごはんをこぼさず食べられるし、自分で毛づくろいだってできるのに。
かなこはわたしのまねばっかりして、あぞぶときもお風呂にはいるときも寝るときもいつも一緒。
いつしか、かなこは学校に通い始め忙しそう。
ねこはのらねこの、のら君に人間には人間の生活があるんだと言われます。
かなこの成長を優しく見守るねこが、可愛らしくて、いじらしくて。本当はもっと一緒にいたいのに。
かなこをいつも思っているねこの本当のきもちを知ってください。
優しくて、穏やかな温かい気持ちになる一冊です。
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