今回ご紹介する絵本は、『クリスマスって なあに』です。
昔々の暗い夜、ベツレヘムの人たちはみんな眠っていました。
起きているのは、羊飼いたちだけです。
羊飼いたちは、暗い夜の空が昼間のように明るくなってびっくりしました。
明るい光の中に天使があらわれ、微笑みながらこう言いました。
「たった いま、ベツレヘムの ちいさな うまごやで、ひとりの あかんぼうが うまれました。その あかんぼうは、すべての ひとの うえに しあわせを はこんで くれる かみさまの こどもです」と。
空はますます明るくなり、次から次へと天使が舞い降りて、神様の子どもが生まれた喜びの歌をうたいます。
星が羊飼いと羊の群れ、学者たちをベツレヘムの小さな馬小屋へと導きました。そこにいたのは……。
クリスマスってなんだろう。
クリスマスツリーにたくさんの飾りをつけ、みんなでケーキを食べたり、プレゼントをもらったり。
『クリスマスって なあに』は、楽しいことはたくさんあるけど、なぜ、そのようなことをするのか?
という子どもたちの疑問に、ディック=ブルーナのシンプルで目の覚めるような色彩のかわいらしい絵で紹介されています。
イエス・キリストはどのように誕生したのか。
クリスマスの本当の意味を知って、みんなでクリスマスをお祝いしたいですね。
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