今回ご紹介する本は、『おうち』です。
小学生の女の子が「ただいま」とお家に帰ってきます。
おかあさんとおばあちゃんが「お帰り」といいます。
宿題をすませ、お風呂に入って、夕ご飯をみんなで食べます。
テレビを見て、あったかい布団に入って寝ます。そして、また朝がくる・・・・
どこのおうちでも日常にありふれた光景かもしれません。でも女の子は、ふと、なんでわたしはおうちに帰ってくるのだろうと考えてみます。
帰れるおうちがあることって、なんて安心してほっとして温かい気持ちになるのだろうと。
そして、帰りたくても帰れない人びとがいること、どんな思いなんだろうと想像してみます。
当たり前と思う日常が、いつどんなきっかけで当たり前の日常ではなくなるかもしれない。
毎日を大切に、家族を大切に、今自分のやらなきゃならないことと、ちゃんと向き合っていかなきゃと思う一冊でした。
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