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書籍名 |
おだんごスープ |
出版社 |
偕成社 |
著者 |
角野栄子/文 市川里美/絵 |
出版年 |
1997年 |
定価 |
1,400円+税 |
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おばあさんを亡くしてしまった一人のおじいさん。
しばらくは何もする気力が起きなかったのですが、ある日ふと「おばあさんの作ってくれたおいしいスープが食べたいなあ」と思います。
そこからおじいさんの挑戦が始まります!
台所には小さいのから大きいのまで、5つのお鍋。
一人分だしこれでいい、と一番小さいお鍋を使ってスープを作ったおじいさんでしたが……?
最後はどんな結末が待っているかお楽しみ!
スープを作るうちに生きる気力を取り戻していくおじいさんの姿も素敵ですし、スープを作る時のリズミカルな歌が、読み聞かせしていると子どもにとって楽しいようで、何度も「また読んで〜!」とせがまれる絵本です。
市川里美さんの絵もとっても魅力的で、読んでいるうちにどんどんおじいさんが好きになりますよ。
角野栄子さんは、絵本も児童書もたくさん書いていらっしゃいますがやはりどれも素晴らしい!代表作『魔女の宅急便』も、映画になった1巻だけでなく2巻以降もどれを読んでもはずれなしです。大人が読んでも、青春時代の迷いや不安を思い出したり、楽しさを味わえたりと、大切にしたくなる物語が詰まっています。すごい作家さんだなあと改めて感じ入ります。 |
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