書籍名 おじいちゃんは水のにおいがした 出版社 偕成社 著者 今森光彦／作 出版年 2006年 定価 1,800円＋税 あ ら す じ 舞台は琵琶湖のほとり、新旭町（今は統廃合されて、違う町名になり、新旭は地区名として残っているようです）。著者の今森光彦さんがここで出会ったひとりの漁師、田中三五郎さんの生活を追った写真絵本です。 三五郎さんは美しい水に恵まれたこの地域で、家族のための漁をしながら暮らしています。 川端の鳥や、魚たちと共生しながら丁寧に生きるその暮らしぶりには、都会に住む私たちには知らない年中行事や生活用具がたくさん出てきます。 それを一つ一つ子どもと追っていくのも楽しいのですが、何よりこの絵本の魅力は、四季のうつろいと共に地に足をつけて生活する尊さが、美しい写真と言葉から感じられることだと思います。 今森光彦さんは、自然に関する写真絵本もたくさん出されていますが、ご自身の切り絵でちょうちょなど虫に関する絵本も出版されています。こちらは小さいお子さまでも楽しめる絵本です！ ■ バックナンバーはこちら