ちょろりんはさむがりやのとかげの男の子。町に冷たい風が吹き、冬がやってきました。
そんな時、ちょろりんはショーウィンドウに素敵な色のセーターが飾られているのを見つけ、
とってもほしくなります。
おうちに帰ってお母さんにねだっても買ってはくれません。
さあ、セーターを手にいれるためにちょろりんはどうする?
初めて手にとった時は、独特なタッチの絵に「うちの娘たちは女の子っぽい可愛い絵の本が好きだし、気に入るかな?」と少し不安に思いましたが、一緒に読んでみると親子ともどもすぐにその世界にひきこまれてしまい、大切なお気にいりの本になりました。一見怖そうな登場人物たちもとっても魅力的なんです!
何よりちょろりんを応援したくなってしまいます。
最後のページまで読むと、春色のセーターを着たように、心がほっこり温かくなりますよ。 |