ここはさむい北のくに。
サンタクロースは今からクリスマスのお仕事に出かけます。
おくさんの作ってくれたお弁当を持って。
「食べると眠たくなっちゃうから、仕事が終わったら食べるのよ」
とよくよく言いふくめられて出発したのですが……。
少し行ったところで休憩したくなってしまったサンタさん。
それをそばで見守るキツネ。
さあ、いったいクリスマスの夜に、子どもたちに無事にプレゼントは配られるのでしょうか?
この本に出てくるサンタクロースの人間味あふれるゆったりさと、それを応援する森の動物たちがなんともかわいらしく、長めのお話なのですが楽しく読めてしまいます。
ロジャー・デュボアザンの絵も魅力的!
クリスマスがいよいよ楽しみになる絵本です。