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書籍名 かみさまのゆめ
出版社 ドン・ボスコ社
著者 デズモンド・ツツ大主教 ダグラス・カールトン・アブラムス/文 ファム・レ=ウィエン/絵 村松泰隆/訳
出版年 2012年
定価 940円+税

あ ら す じ

「きみが おもいえがく すてきな ゆめって なんだろう?」

誰かが、子どもたちに問いかけます。

空いっぱいに広がる、虹?
自分で何でも好きにできること?
子どもでも、大人のようにきちんと扱ってもらうこと?

そして、かみさまにも夢があることが語られます。

かみさまの夢はね、互いに喜びをわかちあうこと。
互いに思いやること。

だから、みんなが泣いている時は、かみさまも泣いているし、かなしい顔が笑顔になった時には、かみさまも笑顔になるんだ。

わたしたちは、1人ひとりが、かみさまの心のかけらをもっていて、互いをたいせつにして、手をつなぐとき、そのかけらが集まって、ひとつのものになる。

肌の色や、目の色がちがっていても、遠く離れていても、話す言葉がちがっていても、大きくても小さくても、みんなが集まれば、かけらはどんどん大きくなり、大きなひとつのものになる。

ツツ大主教と呼ばれるその人が、ノーベル平和賞を受賞したのは、1984年のこと。
その温かくシンプルな言葉が、子どもたちに平和の道を伝えます。

世界中の子どもたちが、手をつないで、笑いあっていたら、きっと、小さなかけらなんて、もうどこにも見えません。
でも今はまだ、その未来ではありません。

ですから、どうか、かみさまの夢が少しでも早く叶いますように。
大人の都合で、子どもたちの未来が、かなしいものになりませんように。
きれいな空気を胸いっぱいに吸い込んで、澄んだ青空をいつでも見上げられますように。
誰もが、思い描く未来に向かって、たしかな歩みを続けられますように。




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