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書籍名 ひとあし ひとあし
出版社 好学社
著者 レオ=レオニ/作 谷川俊太郎/訳
出版年 1975年
定価 1,456円+税

あ ら す じ

Ω ― オメガ。
科学や数学を学ぶなかで出あう記号であり、ギリシャ語のアルファベットの最後の字。
でも、それ以外にもこの形に見覚えはありませんか?

ある日、はらぺこのこまどりが見つけたのは、エメラルドみたいなみどり色の、小さなしゃくとりむし。

こまどりは、すぐさまとびつこうとしましたが、「たべないでくれよ」と彼は懇願し、自分の特技は様々なものの長さをはかることだと告げると、早速こまどりの自慢の尾の長さをはかりました。

その長さが5インチだとわかり、嬉しくなったこまどりは、しゃくとりむしを背に乗せて、他の鳥たちのところへ彼を運んでいきました。

そして彼は、フラミンゴの首をはかり、おおはしのくちばしをはかり、さぎの足を、きじの尾を……とはかっていきました。

しかし、ナイチンゲールがしゃくとりむしに出会うと、ご自慢のとあるものをはかってほしいと願います。
それは目に見えないもので……。

おおよその長さを把握しておきたい。
でも、手元にものさしやメジャーが無かったら……。
そんな時、しゃくとりむしが活躍してくれればよいのですが、なかなかそうもいきません。
ならば、自分の指や手、腕をものさしがわりに、目安を把握してみましょう。

しゃくとりむしは、漢字で書くと「尺取虫」。
英語だと“inchworm”や“measuring worm”といわれるらしく、まさにひとあしひとあし、長さをはかることが大の得意技なのですね。




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