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書籍名 しろうさぎとりんごの木
出版社 文溪堂
著者 石井睦美/作 酒井駒子/絵
出版年 2013年
定価 1,500円+税

あ ら す じ

森の中の小さな家。
壁はあたたかみのある白で、玄関脇にはりんごの木。
ここでしろうさぎは生まれました。

この小さな家で暮らしているのは、うさぎの一家。
窓からは、それほど大きくはないものの、しっかりと立つりんごの木と、その向こうには、緑豊かな森が見えます。

去年の秋に実ったりんごの実で、おかあさんうさぎが作ったりんごのジャム。
この春に生まれたしろうさぎは、夏になって初めてそれをたべました。

あまりにおいしくて驚いたしろうさぎですが、それが「りんごの木からできたジャム」だと勘違い!
翌日にかじってみることをこっそり心に決めて、ドキドキしながら、やっとのことで眠りにつきます。

はたして翌日、じまんの前歯でりんごの幹にかじりついたしろうさぎは……。

幼く、なんともかわいらしいうさぎの女の子。
そのあどけないしぐさ、表情。
たいせつにしているもの達。
居心地よく整えられた、毎日の暮らし。
だいすきな、おとうさんとおかあさん。
親子のやりとり。

きっと毎日、「明日」を待ち遠しく思う、幸せな笑顔のある暮らし。

人気作家・酒井駒子さんがアクリルガッシュで描いた、格調高さを感じさせる絵の数々に出会う、このうさぎの一家のあたたかさに満ちた物語は、児童文学作家・翻訳家として活躍する、石井睦美さんが織りあげました。

おふたりの、ぴったりと息の合った、いとおしい絵本のお気に入りの場面を、ぜひ探してみてくださいね。




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