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書籍名 はなのすきなうし
出版社 岩波書店
著者 マンロー・リーフ/文 ロバート・ローソン/絵 光吉夏弥/訳
出版年 1954年
定価 800円+税

あ ら す じ

『はなのすきなうし』は、自分が自分らしくあることの幸せを、あらためて感じる絵本。

「ふぇるじなんど」は、スペインで生まれたかわいい仔牛。
他の仔牛たちが飛んだり跳ねたり、駆け回ったりしていても、ひとり、草の上で、花のにおいをかいでいるのが好きな仔牛でした。

年が経つにつれて、牧場の皆と共に、「ふぇるじなんど」もどんどん大きく強く育ちます。
皆は、マドリードの闘牛で闘うことを夢見て、日々、頭をぶつけあい、立派な角でつつきあっていましたが、「ふぇるじなんど」は相も変わらず、大好きなコルクの木の下で、静かに花のにおいをかいでいました。

そんなある時、数人の男たちが、闘牛に出すため、1番大きく足が速い、乱暴な牛を探しにやってきました。
皆が我こそは!と、自分をアピールする中、いつも通り静かに過ごす「ふぇるじなんど」。

しかし、彼は、誰もが驚くようなひょんなことがきっかけとなり、「とびきりものすごい牛」と男たちに思われ、マドリードへ連れていかれてしまいます!!

さて、闘牛場にひきだされた「ふぇるじなんど」は、どうするのでしょうか?

白と黒のみで構成された絵は、スペインの陽射しと空気を抱き込んで、ユーモアたっぷりに描かれた「ふぇるじなんど」の表情を、より豊かに感じさせてくれることでしょう。




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