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書籍名 ふしぎふしぎ200
出版社 福音館書店
著者 ふしぎ新聞/編・著
出版年 2001年
定価 1,200円+税

あ ら す じ

月の写真……かと誰もが見間違えるような、「ウズラの卵」の写真から、
この一冊は、はじまる。
そして、いくつかの写真によるなぞなぞが続いたと思ったら、
一筆書きのふしぎが連なり、
数多くのふしぎが詰まったクロスワードが何題も続く。
とんち話があって、山程のなぞなぞがあって、
“ヒエログリフ”なんていう古代文字の、暗号解読みたいな文も紹介されている。
まだまだある。
方言のふしぎ、体のふしぎ、天体のふしぎ、いのちのふしぎ……。
疑問が、興味が、知りたい!という尽きることのない欲求が、
ページをめくる度に、充分に満たされていくようだ。

『たくさんのふしぎ』という月刊雑誌があって、
これは、名前の通り、ほんとうにたくさんのふしぎと出会わせてくれる、
魅力あふれる雑誌だ。
毎号、題材は様々なので、飽きることなく家族全員で楽しむことができる。
それが、1985年からの200冊分、この一冊にまとまった。

はじめて知る「ふしぎ」、思い込みだったと気付くような「ふしぎ」、
曇りガラスの向こうにあった「ふしぎ」も、
霧が晴れるように目の前にその全様を見せてくれる。

  「これ、なーんだ」
  「鳥のように空を飛べたら」
  「ノラネコのあとをつけてみよう」
  「うたがいの使いみち」
  「自動車も新幹線も飛行機もなかったら……」

読み終わる頃にはきっと生まれているはずの、もっと別の「ふしぎ」を、
今度は自分で、追いかけてみたくなるかもしれない。



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