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書籍名 毎日の大切なこと
出版社 イザラ書房
著者 岩﨑一女/著
出版年 2005年
定価 1,400円+税

あ ら す じ

 「あなたを親として選んで / やってきた人
  その幼な子と / 親は温かい誠をもって 
  付き合わねばなりません」

著者である、岩ア一女(いわさきかずみ)さんは、身を粉にして保育のお仕事に
取り組んでこられた方と聞きます。
毎日の暮らしの中で、幼く稚い子どもたちと過ごす日々に欠かすことのできない
とても大切な……でも、ふと立ち止まってみないと忘れてしまいがちなことの
数々が、そのお人柄そのままに語られる一冊です。
読み進めていく内に、
大樹が、地中から細く静かに水を吸い上げていく音を聴いているような、
そんな感覚に包まれます。
深く、慈愛に満ちた想いが込められた言葉のひとつひとつは、
子をもつ人に限ることなく、
いつか我が子を抱く人に、社会で多くの幼子と接する人に、
そして豊かな心をもった人たちに、たくさんのものを響かせてくれます。

 「お母さんの毎朝作る手作りの朝食は子育ての本当の宝もの」
 「子どもと話をするときには、礼節を持って、美しい日本語で」
 「静かさの中でこそわかる、生活の音、空気の動きや光の具合があることを知る」
 「手間をかけてこそ、人は育つ」
 「暮らしの中で心からの挨拶ができることの大切さ」

誰もが過ごした、幼き日々の温かい時間。
その記憶が、風のようにそっと 訪れてくれることでしょう。



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