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書籍名 |
だれも知らない小さな国 |
出版社 |
講談社 |
著者 |
佐藤さとる/作 |
出版年 |
1985年 |
定価 |
1,500円+税 |
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主人公が少年時代に見つけた、ある小さな山。 長いこと、誰も足を踏み入れなかったようなその場所は、 青々とした草地があり、こんこんと湧く水をたたえる泉があり、 陽をうけてきらめく小川が流れる。 主人公は、その美しい小山で、色鮮やかな花をつける椿の木に登り、 風の音を聴きながら読書をし、夏休みを過ごした。 そんなある日、少年の前に不思議な小人が現れた。 ―もしかしたらあれは、近所のおばあちゃんが言っていた神さまに違いない。
そんな回想の場面から物語は始まり、やがて主人公は大人になる。 いつまでも小山の風景、そして小人の存在を忘れることのできない主人公は、 再びかの地へ赴き、昔と変わらずにそこにある小山を目の当たりにする。
この小山をいつか自分のものにしたい……。 強く願う主人公の前に、不思議な小人が再び姿を現した。 彼らはいったい、何者なのだろう?
日本のファンタジー作品を語る上で欠かせないこの物語は、 出版から50年近く経った今もなお、年齢を問わず多くの人々に
愛され続けている。 シリーズ7巻の他、最近では幼年向けに絵本も出版されている。 |
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