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書籍名 |
ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさん |
出版社 |
童話館出版 |
著者 |
アリス・ダルグリーシュ/文 アニタ・ローベル/絵 星川菜津代/訳 |
出版年 |
1994年 |
定価 |
1,400円+税 |
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むかし むかし、 あるところに ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさんと ちいさな木ぼりのおかみさんが、ちいさな木の家に すんでいました
あるとき二人は こう思います。
「いっしょにくらす どうぶつさえ いてくれたら、
ここは、せかいでいちばん たのしいのうじょうに なるだろうに」 そこで、丘のふもとの川をまいにち通る、木のふねのせんちょうさんに 動物たちを案内してきてほしいとお願いすることにしました。
「クリームたっぷりの、こいミルクをだす ちゃいろのめうしを一とう、 あたたかくて ふわふわの毛をした しろいひつじをニひき、 くるくるしっぽの、ふとった ピンクのぶたを一ぴき、 あさ ときをつげる おんどりを一わ、 まいにち、おおきなちゃいろのたまごをうむ めんどりを一わ、 家をまもる いぬを一ぴき、そして、
げんかんの、のぼりかいだんにすわる ねこを一ぴき」 さて、せんちょうさんは、この動物たちを みんな探し出せるでしょうか?
繰り返しのリズミカルな構成がとても楽しい、幸福感あふれる絵本。 絵を描いたアニタ・ローベルは、絵本作家アーノルド・ローベルの妻。 生国ポーランドからアメリカに渡り、 織物デザイナーとしても活躍したその手腕により、 まるでタペストリーを思わせるような緻密な筆致の一作となっている。 原書では、既に70年以上もの間 愛され続けており、年齢を問わず魅了される。 |
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