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書籍名 |
ねっこぼっこ |
出版社 |
平凡社 |
著者 |
ジビュレ・フォン・オルファース/作 秦理絵子/訳 |
出版年 |
2005年 |
定価 |
1,500円+税 |
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立春を過ぎ、少しずつ陽の光が温かく感じられるようになってくる頃、吹きすさんでいた北風が、ほんの一瞬止んだとき……、耳を澄ましてください。静けさの中でこんな声が聴こえます。
「さあ おきなさい こどもたち もうすぐ はるが やってくる」大地のかあさんが、土の中に眠っているねっこぼっこに、やさしく呼びかけているのです。
さあ、春の準備の始まりです。ねっこぼっこが、外の世界に繰り出します。虫や花やちいさな草とともに、春の訪れを喜び合い、かがやく夏を楽しく過ごし、そして木枯らしの吹く頃、大地のかあさんの待つ、安らぎのなかへと帰っていく……。
そんなねっこぼっこの一年は、守りの世界から外へ飛び出した子どもたちが、自然の中で遊びを充分に尽くし、ふたたび眠りが迎えるやすらぎの世界へ帰っていく様子とよく似ています。 四季のめぐりの喜びを、美しい物語絵本に仕上げた、オルファースの代表作。 |
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