この、『母の友』という冊子。 これは、五十年の時の歩みと共に 編集者・写真家・教育評論家・児童文学作家・栄養士など あらゆる場所で活躍し、 それと同時に、母であり、父であり、 幼い子らへのあたたかなまなざしを持つ人たちが もっと多くの、母であり、父であり、 子どもにかかわるすべての人に、と たいせつに作られた、毎月刊行される雑誌です。
目次を少し、のぞいてみましょう。
「こどものひろば」 これは、とある写真と共に、 子どもの、子どもらしい発言が短く紹介された、投稿ページです。 思わず笑ってしまったり、じんわりと嬉しくなってしまったり、 子どもという大きな存在に、“はからずも してやられる”2ページです。
「わたしの好きな絵本」 多彩な分野から、毎月一人ずつ登場して、 その人の思い出と共に、好きな絵本をそっと教えてもらえる、宝もののページです。
「おいしい和食の定番料理」 心も体もほっとする、素材を大事にした簡単な一品をご紹介。 さっそく、子どもたちへ作ってみたくなるはずです。
そして、ページはどんどん続きます。 身近な材料で作ることのできる、アイデア満載の手づくりおもちゃのページ。 お父さんには、工作の腕の見せ所かもしれません。 雑貨の紹介、あちこちの園での シンプルおやつのレシピの紹介もあります。
次は、毎号変わる 特集です。 15ページが用意された今回は「めざせ!楽しい園生活」。 サブタイトルには ─お母さんも園を楽しもう!─とされ、 新入園や進級の季節に戸惑いや不安を抱く親たちに、 先輩である親の皆さんと 園で子どもを預かる立場の人たちから 安心と、子どもの成長を見守る心強さを きっともらえることでしょう。
そして、長年保育現場に身をおいてきた、中村柾子さんによる 子どもの目線で選ぶ、連続「絵本講座」。
「絵本作家のアトリエ」と題し、 注目の実力派作家の、飾らない姿と言葉を垣間見るコーナー。 知っている絵本も、もう一度手に取りたくなるかもしれません。
「読んであげるお話のページ」 様々なエッセイ 「父の友」ページ、など ここに列記するには限界があるほど、盛りだくさんの内容ながら、 暮らしの中の、ほっと息つく時間でめくることのできる特集が ぎゅっと詰まった雑誌です。
興味深い特集の時に、まずは開いてみてください。 心ほころぶ優しさと、悩みを前向きに導いてくれる確かさは いつも変わることなく、今も支持され続けています。
*絵本「ぐるんぱのようちえん」の続編が載っています* 子どもたちの友だち、ぞうの“ぐるんぱ”が 42年ぶりに、その元気な姿を見せてくれます。 園長先生として大いそがしのぐるんぱに 子どもたちがこっそりと用意してくれたのは、 それはそれは、とても素敵な誕生日のプレゼント! 故・堀内誠一さんの次女である、 堀内紅子さんの手による絵で、 あのぐるんぱが帰ってきましたよ。
(ちえの木の実では、バックナンバーの取り扱いや、 定期購読のお申込みを、いつでもしております)
|