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書籍名 アバラーのぼうけん
出版社 学研
著者 クリアリー/作 松岡享子/訳 ダーリング/絵
出版年 1970年

あ ら す じ

ファンタジーや冒険もののお話が、児童文学界を賑わせていた時代、
子どもたちを取り巻く、日常の生活・家庭の風景を描いた
ベバリイ・クリアリーの『ゆかいなヘンリーくん』の一連のシリーズ作品は、
当時の子どもたちに夢中で読まれ、ひっぱりだことなっていたそうです。

両親や友だち、町の人々を次々と巻き込んでは、
ドタバタ騒ぎを起こすヘンリーくん。
そのドタバタぶりは、アメリカの作品ならではの
底抜けに明るいユーモアに満ち溢れていますが、
そのヘンリーくんと肩を並べてすさまじい騒ぎを起こすのが、
作品の中でも一番のムードメーカーである名犬、アバラー。
騒ぎの起こるところにこの犬あり、というくらい、
奇想天外で神出鬼没のアバラーが、今作品では、迷子になってしまいます。

大型スーパーマーケットの駐車場で、車の中に一人とり残されたアバラーが、
ひょんなことから車外に抜け出すことに成功、
しかし自分の乗っていた車がさっぱりわからなくなって、
あわてて、見覚えのある車に乗ってしまうのです。
ところが!その車は、アバラーの知らない道をぐんぐん進み始めたから大変。
一度は車から飛び降りるのですが、突然降りだした雨に、鼻が効かなくなり・・・。
と、物語の冒頭からすでにドタバタの連続。
迷子になった犬、そして飼い主の行動が、
すれ違いながらも少しずつ近づいていく様子は、
じれったいけれど、それがまた楽しい。
読み始めたが最後、どうぞ一気に読み切ってしまってください!



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