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書籍名 |
クヌギおやじの百万年 |
出版社 |
朝日出版社 |
著者 |
文/工藤直子 写真/今森光彦 |
出版年 |
2004年 |
定価 |
1,238円+税 |
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木漏れ日がやさしく降りそそぐ 雑木林のまんなかに、 威風堂々とそびえるは、せいたかのっぽの木。 その名も“クヌギおやじ”−。 写真家の今森光彦さんが、かねてから愛してやまないこの雑木林は、 木や草花をはじめとする、生き物の鼓動で溢れ返っています。
キノコの傘の下で雨宿りをするテントウムシ。 落ち葉のじゅうたんをゆりかごにするカエル。 木のうろでひと休みする小鳥。 樹液のレストランに向かって飛び立つカブトムシ。 雑木林の住人たちは、ユニークな顔ぶれが勢ぞろい。
そして、そんな雑木林の住人たちを ていねいに紹介してくれるのは、 “のはらうた”シリーズでも有名な工藤直子さん。 みずみずしい詩の一遍一遍が、 読み手の心に、土の匂いやすがすがしい風を運んでくれます。 また、写真の横に添えられた文章は、 他でもない、クヌギおやじにすっかり同化した今森光彦さんご自身のもの。
生命への惜しみない愛情が伝わってくる一冊です。
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