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書籍名 ほおずきがいっぱい
出版社 福音館書店
著者 島津 和子
出版年 2005年

あ ら す じ

ほおずきの袋を、ていねいにやぶってみる。
赤く色づいた実が、宝石みたいに、ひとつだけ入っているのが見える。

さて、このほおずきで遊んでみよう。
まずは開いた袋ごと、手の上でくるくると回してみる。
まるで、風車のよう。
今度は、さいた部分を反対にそらせてまとめてみる。
小さな人形みたいになった。
そのすそを少しだけ外側に広げる。
これは、まるでタコみたい。
そうだ!笛あそびもできるって聞いたことがある ― 。


ナス科のこの植物の名を漢字で表すと【鬼灯】と書くそうです。
お盆になると帰ってくる、ご先祖様の提灯代わりになるとも
いわれています。
この本では、白い花と共に、やがて色づくみどりの袋をつけたほおずきが、
日が経つにつれて変わっていく姿を描きながら、たくさんの遊びを紹介し、
冬・・・実も落ちて立ち枯れていくものの、また春に地から芽をだして、
力強く生きていく様を、鮮やかな色と緻密な筆で見せてくれる一冊です。
【ほおずき】に焦点を定めた、数少ない本でもあり、
今は絵本雑誌ですが、ハードカバー化を望まれる多くの声があります。



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