ふとした時、気付けば童謡を口ずさんでいる時がある。 それはたいてい、心が解放され、 自由な、そして無心な状態にいる時ではないだろうか。 覚えこむように、何度も繰り返し聴いたわけでもない。 いつの間にか、知っていたような気がする曲も多いもの・・。
四季折々の姿がある日本だからこそ、 花をうたい、過ぎる風をうたい、 見上げた空をうたった、たくさんの曲がうまれた。
この本には、楽譜がついていない。 だが、その言葉を読んでいるだけで、 歌が自然と自身の中から沸きあがってくるから不思議だ。 たとえ思い出すことができなくても、 かつて親から子へと渡されたもの − 。 年を経て再び、問いかけてみるのもいい。
「 この歌詞のうた、覚えている? 」と。
* * * * * 掲載されている童謡・唱歌 * * * * * ・この道 (♪この道はいつか来た道・・) ・故郷 (♪兎追いし かの山・・) ・浜辺の歌 (♪あした浜辺をさまよえば・・) ・仰げば尊し (♪仰げば尊し 我が師の恩・・) ・待ちぼうけ (♪待ちぼうけ待ちぼうけ ある日せっせこ・・) ・夕焼け小焼け (♪夕焼け小焼けで日が暮れて・・) |